高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
梅雨が明けて真夏対策をしなければと思っていたら、なんだか雨が続いてしまってますね。
炎天下での作業には空調服を着たりと熱中症対策もしながら頑張っていきます。
僕らの地元・飛騨高山でも悪徳訪問販売業者の被害はあり、実態を紹介しておきます。
こういう無駄な工事をしてお金を巻き上げていくなんて許せません。
屋根の訪問販売業者あるある
屋根の森YouTubeチャンネルで紹介した屋根なのですが、活字としても残しておくことにします。
音声入りでの動画はこちらからご覧いただけます→https://www.youtube.com/shorts/vEzjy_qi-f0

不要な工事を法外な値段で請求してくるのが悪徳訪問販売業者の手口ですので、ご注意くださいね。
無駄に漆喰を塗る
それでは具体的な部分を説明していきますね。
悪徳訪問販売業者は不要な工事を勧めてきて高い金額を請求することが多いです。
棟部分の瓦同士の隙間を埋める漆喰工事も多いそうです。

一般的なエリアでは漆喰を使う部分なのですが、雪の多い飛騨高山地方では棟部分にはセメントを使用しています。
これは雪の多いエリアならではの地域特性工事の一つ。
悪徳訪問販売業者は中身ではなく見た目だけを整えようとする傾向が強いです。
今回の屋根ではセメントで埋められた上からさらに漆喰を塗ったようです。
おかげで漆喰が取れてしまっていました。

問題なのは取れてしまった下にまだ普通のセメントが残っているということ。
つまり不要な工事なんです。
もともと詰められているセメントがまだ機能しているところに表面上だけ塗っているだけ。
この工事をしようがしまいが雨漏りすることはないってことですね。
全く不要な工事で高額な請求をされてしまうことになるので、ご注意ください。

もし塗り直しの工事が必要な場合は、上部の瓦を外してから中のセメントを
一度全て撤去した上で再施工をすることになります。
そこまでちゃんとやらなきゃ意味がないんですよね。
不要なコーキング
続いて多いのがコーキング接着によるラバーロック工法と呼ばれるもの。
瓦同士をコーキングで接着することによって風によるめくれなどを防ぐとのこと。
瓦同士の隙間から侵入する雨水を防ぐためにコーキングで塞いじゃいましょうと言われることもあるそうです。
でもね・・・これまったく不要な工事だと思ってます。
風によるめくれに対しては効果はあるかと思いますが、雨漏りに関しては原因はそこじゃない。
瓦同士は重なっており、重ね部分から侵入した雨水は下の瓦へと速やかに排水する構造になっています。
もしコーキング処理で雨漏り対策をする場合は原因が特定された後で一部にのみ使用することでしょう。
前面に塗ることはしませんからね。

風対策に関しても今までに風で瓦が飛んだりズレてしまったことがありましたか?
もしないのであれば不要かと。
風対策・地震対策を検討するのでしたら、根本的な従来の施工から
現在の防災瓦を使用した全数釘打ち施工への変更を強くオススメしたいと思います。
屋根前面にコーキングを使ったラバーロック工法をオススメするような屋根工事業者はいないと思いますけどね。
コーキングでの工事はちょっと建築業をかじったことがあればできる工事。
内部に隠れる工事ではなく、外側から見ても分かる工事であるため一般消費者の方には分かりやすく安心しがち。
しかし、本当にその工事をする必要があるかと言えばそんなことはありまえせん。
コーキングを塗る工事だけで40万〜50万円も請求されることもあるようです。

足場を設置しての工事となれば100万円以上は軽く請求されることでしょう。
以前ラバーロック工法での工事の相談を受けた方は300万円オーバーの見積もりが出されたそうです。
基本的に屋根工事業者の方々は訪問販売を行うことはありません。
訪問販売という時点で少し警戒感を高めても良いかと思います。
そういった訪問販売業者が来ても簡単に屋根に上がらせるようなことは避けてください。
瓦がズレているとか、すぐに雨漏りしてしまうとか不安を煽って不要な工事を勧めてきます。
全ての業者が悪いとは言いませんが、僕らの身近なところでの屋根被害をなくしたい!
そんな想いで屋根の森ではブログやYouTube、SNSなどで発信を続けています。
何か屋根でお困りごとがあった際にはお気軽にご相談ください。
屋根のことなら屋根の森(森瓦店)にと思ってもらえるように日々頑張っていきます。
屋根の点検をご希望される方は、下記からお問い合わせください。
(お問い合わせ内容に、ご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです)
https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry
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