和瓦にのみ表現される『切落』と『削ぎ』の違い。
- 投稿日:2021年 10月27日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 雨漏り修理や屋根修理を行っているとちょっと気になるマニアックな話を今日はお伝えします。
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瓦店として少しマニアックな部分に切り込みますのでついて来てくださいね。 和瓦はJIS規格によってサイズ規定がされており、多少の違いはあるが古い和瓦の修理にも簡単に対応できるのがポイント。 しかしサイズや色などが同じでも実は一点だけマニアックな部分に違いがあり、屋根修理などでは同じタイプで修理するようにしています。 瓦の頭側がスパーッと切った状態のように直角になっているのが『切落(きりおとし)』。 頭側が少し緩やかなカーブを描いて面を取ってあるのが『削ぎ(そぎ)』と呼ばれています。 削ぎは地域によっては『面取(めんとり)』と呼ばれています。 瓦自体の見ための違いであり屋根面の表情を左右する部分なんです。 現在の和瓦の主流はこちらの削ぎ・面取になります。 釉薬を使って発色させる釉薬瓦はほぼこちらの瓦になります。 瓦の頭部分に柔らかなカーブがあり、屋根全体も柔らかく葺き上がります。 こちらは古いいぶし瓦の屋根や、社寺仏閣に使われていることが多い和瓦です。 スパッとした切り口がシャープで屋根に重厚感を感じさせるのが特徴。
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寒冷地で起きる瓦の風邪『凍害』のメカニズム
- 投稿日:2021年 10月25日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識
気温差がある高山ですが、みなさん風邪には気を付けてくださいね。
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屋根材が割れてしまった場合には、交換補修工事をします。 瓦でしたら一枚から交換が可能ですのでご安心ください。 交換作業も特殊な工具が必要だったり、強引にやると周囲の屋根材まで割ってしまうこともあるので、屋根のプロに相談してくださいね。 寒冷地特有の現象ですので、頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry
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高山市民時報(令和3年10月22日号)クイズの答え
屋根の森 推理クイズ vol.2
高山の地方紙である、高山市民時報。 屋根の森では、こちらでいつも広告を出させてもらっています。 ありがたいことに、いろんな方から 「いつも楽しく見てるよ!」 「あの日の広告は笑ったわ~~」 というお声をいただいております。 屋根の森一同、本当に嬉しく思っています。 いつも、ありがとうございます。 さ~て、本日のクイズはこちら。 ![]() 【問題】 小雨では漏らない。横降りの雨でも問題ない。 大雨の時だけ雨漏りする... どこが原因と考えられるでしょうか? ①屋根 ②壁 ③樋 以前クイズバージョンの広告を出したとき、 「答えは次号なの?気になって気になって...」 というお声をいただきまして。 なので、急いで答えを知りたい方へ このブログ内で答えを発表することにしています。 ではではお待ちかね、クイズの答え! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ![]() |
「樋のオーバーフロー」って皆さん知ってますか?
樋に落ち葉やゴミが詰まり水が溢れだし、普段雨が入らないところに雨が入り、雨漏りすることがあります。
こちらはオーバーフローについての屋根の森YouTube動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=81xPGnNkjFQ
壁面(サッシ周りの隙間や経年劣化した壁材)から雨水が浸入して雨漏りした場合、
いろいろな修理方法がありますので、お気軽にご相談くださいね。
屋根の点検をご希望される方は、下記からお問い合わせください。
(お問い合わせ内容に、ご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです)
https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry