実はこんなに豊富な瓦の種類
高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
前回は瓦の歴史について語ってみましたが、今回は瓦の種類について。
実は、今の瓦は昔と違って形状や色が豊富になっていて、たくさんの種類の中から選ぶことができるんですよ。
え?そうなの?とビックリするくらい種類や色があるので、できるだけ分かりやすく系列を整理してご紹介しますね。
瓦の形状は大きく分けると4種類
みなさんは「瓦」と聞くと、どんな形を思い浮かべますか?
おそらくこんな形を想像するんじゃないでしょうか?

これは日本に昔からあるタイプの瓦で『和瓦(わがわら)』とか『J形』と呼ばれる瓦の種類です。
昔ながらの街並みに似合う情緒ある形が良いですよね。

今はスタイリッシュなスッキリした形の瓦も出てきました。
和瓦と違って、少し平らでサイズも少し大きい瓦で『平板瓦(へいばんがわら)』とか『F形』と呼ばれるフラットな瓦があるんです。

こちらの形状が今はトレンドで、多くの現代風な住宅に使われています。

粘土を焼き上げて作られる瓦の素材は同じですが、形状が違うだけで見た目の印象も変わってきますよね。
その他にも、もっとヨーロッパ風というか南欧風に特化した『S形』と呼ばれる瓦もあります。 オレンジ系の明るい色合いが多くて、可愛らしい雰囲気の建物になります。

可愛らしい雑貨店さんのような雰囲気にもなるし、ヨーロッパの建物のような雰囲気になります。
また、S形瓦とF形瓦の両方の要素を持ち合わせた瓦に『M形』があります。

S形のような山が高く波状の見た目が美しい瓦です。

瓦の製造方法で分けると2種類
先程は瓦の形状から大きく4種類に分類しましたが、製造方法で分けると2種類に分けることができます。
一つが日本の伝統的な色が魅力の『いぶし瓦』です。
その名の通り、瓦を焼き上げた最後の工程でLPG等のガスを使って燻すことで、表面に炭素皮膜を形成し独特の銀色にした瓦です。

イメージとしてはお寺の瓦とか、京都の町並みに使われている瓦です。
経年変化によって屋根に独特の色ムラが生まれてきて雰囲気が変わるのも魅力の一つです。 デニムが色落ちして独特の風合いを感じさせるような感じです。
もう一つが焼く前に瓦に『釉薬(ゆうやく)』というウワグスリをかけて焼くことでいろんな色に発色させることができる釉薬瓦(ゆうやくがわら)、陶器瓦(とうきがわら)とも呼ばれます。
現代の主流となっているのがこの釉薬瓦です。
瓦の表面の釉薬が化学反応でガラス質を形成して美しい色が表現できます。
黒色、銀色、茶色、緑色などたくさんの色の瓦が作られています。

お皿や壺なども釉薬を使った陶器製品です。
先に釉薬を塗ってから焼き上げて発色させるため、色落ちもしにくいのがポイント。
建築当時の色合いを長く保つのも釉薬瓦の魅力の一つです。
お皿や壺なども多少色が薄くなることはあるけど、色が全部落ちてしまうことはありませんから耐久性は分かっていただけるかと。
ということで、瓦にもたくさんの種類があることを知ってもらえたら嬉しいです。
瓦屋根を選ばれる際には、お客様のライフプランに沿ったご提案をさせていただきます。 一緒になって考えていけたら幸いです。
屋根の点検をご希望される方は、下記よりお問い合わせください。
(お問い合わせ内容にご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです)
https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry
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突然来る訪問販売業者にはこう対応しよう
- 投稿日:2021年 4月10日
- テーマ:お得な情報
高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
先日、友人からこんな話を聞きました。 お母さんが、友達の家に遊びに行って帰る時に、門の外に業者のような方がいたんですって。
気になったお母さんは、その業者のような方に話しかけたんだそうです。
すると「こちらのお家の方ですか?瓦屋根がズレちゃってるから雨漏りしちゃいますよ。」とのこと。
悪徳訪問販売業者ではないか?とピンと来たお母さんは「どこもズレてないし、私の親戚に瓦屋さんがいるから大丈夫。」と追い返したんですって。
もちろん、その後にお友達にきちんと報告しておいたそうです。
屋根工事業者は基本的に訪問販売しない
まず第一に、私たちのような古くから屋根工事を行なっている屋根工事業者は訪問販売を行なっていません。 わざわざこちらから押しかけていって調査することはありません。
屋根施工業者仲間に聞いても訪問販売を飛び込みで行う人はいないんです。
だから、突然訪問販売が来るということ自体が怪しいんです。
ただ「屋根の森」では、『家を守る』ことで『安心』を提供することを理念にしております。 なので本当に雨漏りに繋がってしまいそうな箇所を見つけた際は、お声掛けさせて頂くと思いますので優しく対応してくださいね。笑 (無理な営業はもちろんいたしませんので、ご安心ください)
訪問販売業者撃退法
一番良いのは相手をしないことです。
言葉巧みに、『今なら無料で点検しますから。』と屋根に上がろうとします。
屋根に上がってしまうと、下から見えないところで瓦をズラしたり、中には瓦を割って写真を撮ったりする業者もいたそうです。
だから絶対に屋根に上がらせないようにしてください。
訪問販売業者にはスパっと『結構です!』と断ってください。
それでも引き下がらない場合には、『親戚に瓦屋さんがいるから大丈夫!』と言えば引き下がるはずです。
相手をしないこと、親戚に瓦屋さんがいる、と断ってくださいませ。
それでも心配な時はご相談ください
訪問販売業者は撃退できたけど...
それでも、本当に大丈夫かなと心配な場合には、お気軽にご相談ください。
屋根修理、雨漏り修理のプロである「屋根の森」にお任せあれ。
無料診断後に直した方が良い部分など最適なメンテナンス方法をご提案させていただきますし、もちろん不要な工事は勧めませんので、ご安心ください。
屋根の点検をご希望される方は、下記よりお問い合わせください。
(お問い合わせ内容にご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです)
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雪がなくなった今だからこそ屋根診断をオススメします
- 投稿日:2021年 4月 5日
- テーマ:雨漏り予防
高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
飛騨高山にも待ちに待った春がやってきました。
気持ちの良い天気にウキウキしてきますね。
さて、こんな時期だからこそ屋根にも少し目を向けてみませんか?
春だからこそ屋根診断をした方がいい
寒い冬、雪から我が家を守ってくれた屋根。 雪に覆われていた冬の間、実は屋根では様々なことが起きていたんです。
雪国では通常、雪が屋根下に落ちてしまわないよう、屋根に『雪止め』というモノを設置しています。 基本的に以下のような雪止めで屋根上の雪を支えることになり、雪の重さと戦ってくれています。
<板金屋根の場合>
 
<瓦屋根の場合>


瓦屋根の場合、輪っかの部分で支えているため、雪の重さで『雪止め』がズレてしまうこともあります。 このズレを放置してしまうと、のちのち雨漏りにつながってしまいます。
屋根材の下には下葺き材という防水シートが貼ってあります。 そのおかげですぐに雨漏りはしないかもしれませんが、どうしても少しずつ浸食していってしまいます。 ですので梅雨や台風などで雨量が増えてくる前に、ぜひ屋根の状態をチェックしてあげてください。
凍み上がりによる雨漏り
もう一つ、冬の屋根上で起きている現象によって春先に雨漏りしてしまいがちなことがあります。
『凍み上がり』という現象なのですが、屋根上に雪が積もった状態の時、はた目からは見えない部分で起きていることがあるんです。 屋根上の雪が日中の日差しや熱で溶けだし、溶けた水が途中で凍ってしまい水の行き場がなくなるために、屋根材の下に入り込んでしまうことがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=pv_Wm7elHns(屋根の森 youtubeサイトより)
雪が屋根上からなくなってしまうとこの現象は起きなくなりますが、見えないところで屋根の劣化が進み、雨漏りに繋がってしまうことも。
ということで、この春先が屋根点検のベストタイミングでオススメしています。
※梅雨前になると屋根修理等が立て込んできてしまい、すぐにお伺いできないこともございます。予めご了承下さい。
屋根の点検をご希望される方は、下記よりお問い合わせください。
(お問い合わせ内容にご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです) https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry
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