高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
屋根葺き職人が瓦を叩く理由
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以前、こんな質問を受けたことがありました。
「職人さんが瓦をカンカン叩いているけど、あれって何してるの?」
僕ら屋根業界の人にとってはお馴染みの行動ですが、一般の方から見たら割ってるの?って思っちゃいますよね。
実は金槌で叩いて瓦が割れていないかをチェックしているんです。
叩いて何か違いがあるの?
割れてると手の感触が違うの?
答えは叩いた時の音の違いをチェックしているんです。
どんな音か気になる方は屋根の森YouTubeチャンネルでご覧いただけたらと思います。
高い金属音の場合は正常
金槌でと軽く叩いた時に陶器と同じような高い金属音のようなカンカンという
音の場合は正常な瓦の状態です。
瓦も陶器ですからお皿などと同じような感じの音がするんですよねー。
意外と高い音でキレイなんですよ。
二ブイ音がした場合は割れている証拠
では逆に割れている瓦を叩くとどんな音がするかと言いますと、
ビーンというような二ブイ音がします。
見た目に割れている瓦もありますが、目に見えないようなヒビが
入っている場合もあるので音でチェックするんです。
この音のチェックをすることで割れている瓦は撤去して新しい瓦で修理するんですね。
屋根上で職人さんがカンカンと瓦を叩いているのにはこんな意味があったんです。
話は変わりますが、火災で焼失してしまった沖縄の首里城の瓦を再利用可能か
というチェックにも打音検査が行われてたそうです。
地道な作業で判別して再使用をするんですねー。
瓦メーカーさんの製造現場でも打音でヒビが入っていないかもチェック
するんですって。
目だけじゃなく、音でもチェックして瓦を作ってくれているんですね。
もし近くに瓦があったら軽く叩いてチェックしてみてくださいませ。
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