高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。

飛騨高山でも初雪を観測し、遂に長い冬がスタートですね。

僕らも天気を見ながらの仕事の季節って感じですね。

雪国ならではの軒先瓦のズレ

春になり瓦屋根の修理仕事が始まると多く目にするのがこの現象。

軒先瓦がズレ落ちてしまっているという屋根。

これって雪国では多い屋根被害の一つなんですよね。

軒先瓦が全体的に折れ曲がったような状態ですが、これは屋根上の雪が原因。

軒先部分の垂木が雪の重みによって折れてしまって曲がる場合と、

雪が落ちる時にテコの原理のように瓦が引っ張られてしまって浮いてしまう場合があります。

今回は瓦が雪で引っ張られたことで軒先が折れたような状態になっています。

屋根の野地が折れてしまっているわけではなく、

これは瓦を釘で留めつけている桟木が浮いてしまってるんですね。

瓦が浮くというよりも瓦を釘で留めついている桟木が浮いてしまっている状態ですね。

軒先瓦の雪国仕様

雪国では屋根上の雪に対して様々なことを考慮した施工をしなけらばならず、

一般的な地域の施工法とは変わってきます。

THE雪国仕様って感じ。

軒先瓦の留めつける際のポイントとしては、

今回の雪害のように軒先の横桟木が浮いてしまわないようにすること。

横桟木を留めつける際の釘のピッチを細かくして強度をアップしたり、


釘ではなくビスを使って留めつける場合もあります。