軒の出・袖の出がない住宅のメリット・デメリットについて。
- 屋根・瓦の豆知識

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 先日、屋根からの雨漏りとのことで現調に行くと屋根からではなく、サッシ周りからの雨漏りってことがありました。 雨漏りというと屋根からって思うのが一般的だと思いますが、実際にはサッシ周りだったり、壁からってこともあるんです。 ベランダの笠木からの雨漏りってこともありました。 今回のサッシ周りからの雨漏り、軒の出・袖の出がないというのも一つの理由かなと思ったので、
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メリットだけでなくデメリットも当然あります。 ① 暑い・眩しい ② 雨の日 ③ 壁の汚れ デメリットとしてはこの3つが考えられます。 軒の出・袖の出がある家との違いを考えるためにまずこの図でイメージをしてください。 それでは1つずつ説明していきます。 ① 暑い・眩しい 軒の出がないため、直射日光を受けてしまい、室内が暑くなってしまいます。 壁にも直射日光がフルに当たるため軒の出・袖の出がある家とくらべて全体的に暑くなってしまいます。 窓にも直接日光が当たるため、眩しくなりレースカーテンは必須です。 ② 雨の日 軒の出・袖の出がないと雨の日に窓が開けられません。 これは盲点だと思いますが、窓を開けると部屋に雨が直接入ってきちゃうんですよね。 車のドアバイザーをイメージしてもらうと分かりやすいかも知れませんね。 雨の日にドアバイザーがあるとちょっと窓を開けて換気しても雨が入ってきませんよね。 ③ 壁の汚れ 壁も雨水などの影響によって汚れます。 軒の出・袖の出がないことでより多くの雨が当たるため、汚れる面積が多くなります。 また、壁を伝わる雨量が増えるためサッシ周囲や壁からの雨漏りのリスクが増えます。 コーキングは日に当たると劣化し硬化・キレが発生しやすくなりますから定期的なメンテナンスは必要です。 軒の出・袖の出がない住宅でもいろんな暑さ対策などもできます。 どんなことにもメリット・デメリットはあるため、新築時には優先順位をつけて選ぶようにしてくださいね。 ただし、飛騨高山のような雪深いエリアでは単純に出寸法を長くし過ぎると屋根上の雪で軒先が折れてしまうことがあるので注意が必要です。 屋根の下の垂木などの強度も必要ですからね。 なんでも程良くってのがポイントです。 屋根の点検をご希望される方は、下記からお問い合わせください。 (お問い合わせ内容に、ご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです) https://www.morikawara-yane.com/inquiry/
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