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瓦の産地って気にした方がいいの?

  • 屋根・瓦の豆知識
屋根工事 屋根修理 屋根の森 森瓦店

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。

今回はお客さんにいただいた質問からブログ記事にしたいと思います。

 

岐阜 雨漏りに強い 雨漏り診断士がいる瓦の三大産地

  • 瓦には大きく三大産地と呼ばれる産地があります。

    愛知県の三州瓦が一番大きな産地であり、島根県の石州瓦、兵庫県の淡路瓦を合わせた三産地で全体の90%近くを生産しています。

    僕らの住む岐阜にも産地として製造していましたが、現在では社寺関係で使われる程度。

    森瓦店でもメインは愛知県の三州瓦を使用しています。

    岐阜 雨漏りに強い 雨漏り診断士がいる瓦の産地って気にした方がいいの?

    産地によって原土の違いからそれぞれの特徴があります。

    具体的には瓦を焼く時の温度に差があり、三州瓦では約1150℃で焼かれており、石州瓦は約1200℃、淡路瓦は約1000℃。

    焼成温度で土の締まり具合に差があり、飛騨高山のような寒冷地では凍害の発生を抑えるために三州瓦以上の温度で焼いた瓦を使用します。

    淡路瓦は女肌と表現される表面の美しさが人気ですが、こちらでは使用はオススメできません。

    逆に石州瓦は焼成温度の高さは魅力ですが、島根県から瓦を運搬してくるコストが大きく影響してしまうので、工事代金全体が高くなってしまいます。

    その他の産地で考えると、石川県の小松瓦や富山瓦も選択肢的には出てきますが、運送や色合い、種類等をトータルで考えると三州瓦がオススメですね。

    屋根のソムリエを目指して勉強中ですので、お気軽にご相談くださいませ。


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