blog 瓦ってどこのメーカーがいいの? 屋根・瓦の豆知識 高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 たまに聞かれる答えるのがとっても難しい質問について今回は書いてみたいと思います。 瓦ってどこのメーカーがいいの? これ聞かれると答えるのが凄く難しいんですよね。 どこのメーカーが好き?って言われると多少はありますけども(笑)。 屋根の森がメインで取り扱っている瓦は愛知県で製造されている三州瓦。 三州瓦はどこのメーカーさんもモノづくりのスペシャリストって感じで各社とても良い瓦を作ってくれています。 瓦の原料である粘土もほぼ同じだし、釉薬等もほぼ同じです。 地域内で作っており、機械化されているため品質も同程度。 ですから、品質の差というよりも商品の形状や種類によって使い分けるって感じなんですよね。 瓦の種類ごとにメーカーさんを分類 現在、愛知県陶器瓦工業組合に加盟してメインとなる桟瓦を製造・販売しているのは11社。 窯などの設備によって瓦を作り分けているので商品ごとにメーカーさんを分類してみたいと思います。 ・和瓦(いぶし瓦) 割っても中までネズミ色なお寺などでも使われるいぶし瓦を製造・販売しているのは2社。 栄四郎瓦(株)と、創嘉瓦工業(株)だけ。 どちらも同じJIS規格品の和瓦ですので、いぶし瓦がいいなという場合はこちらしかありません。 ・和瓦(釉薬瓦) 釉薬を使って色を発色させる和瓦を製造・販売しているのは7社。 (株)岩福セラミックス、片岡瓦工業(株)、(株)神清、シノゲン瓦工業(株)、(株)鶴弥、碧南窯業(株)、マルスギ(株)。 こちらもJIS規格品で形状は同じですが、各社によって色だったり細かい部分の構造が違ったりします。 ぶっちゃけ和瓦は歴史も長く形状も考え尽くされてきた形状なので色味で選ぶ感じかなと思います。 ・平板瓦(F形タイプ) 平板瓦と呼ばれる主流となっている瓦がこちら。 全体的にフラットな瓦から、サイドに立ち上がりのあるタイプまであります。 このタイプを製造・販売しているのは6社。 (株)岩福セラミックス、栄四郎瓦(株)、三州野安(株)、新東(株)、(株)鶴弥、マルスギ(株)となります。 ・平板瓦(M形タイプ) 2つ山とかM形と呼ばれる波型の平板瓦を製造・販売しているのは5社 栄四郎瓦(株)、三州野安(株)、新東(株)、(株)鶴弥、マルスギ(株)となります。 平板瓦と同サイズですが、細かな波が可愛らしい感じです。 ・S形瓦 ヨーロッパ調の波の凹凸が強い瓦がS形瓦。 このS形瓦を製造・販売しているのは栄四郎瓦(株)、新東(株)の2社だけ。 ヨーロッパ調の縦長のS形瓦を製造・販売している三州野安(株)を含めると3社ですね。 屋根に独特な色合いの濃淡を出すことができる色味もいいんですよねー。 ということで、三州瓦はどこのメーカーも品質の良い瓦を作ってくれています。 その中で瓦の種類や形状によって選べるメーカーが違ってきます。 こんな外観にしたいなどの要望があったらご相談に乗りますので、お気軽に聞いてくださいね。 屋根の点検をご希望される方は、下記からお問い合わせください。 (お問い合わせ内容に、ご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです) https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry 前の記事 次の記事 一覧へ戻る