最適!太陽光発電の施工
前回も述べましたが、太陽光発電は成熟期を向かえました。
屋根にも様々な屋根があり、それに伴って太陽光パネルの施工方法も様々です。
特にスレート屋根、板金屋根における施工方法の大きな違いとして、
屋根に穴を開ける工法と開けない工法とがあります。
弊社は瓦屋根に関しては、支持瓦工法(瓦に穴を開けない工法)以外推奨していません。
その理由は最後に述べます。
~~~ここから気合が入ってしまい、長文になりますがご了承下さい。~~~
本題ですが、普通に聞いていれば、屋根に穴を開けない工法がいいに決まっています。
しかし、屋根に穴を開けない工法の方が金額は高くなります。
そうすると、せっかく太陽光発電を導入したのに初期投資が多くかかってしまい、
お客様の利益が少なくなってしまいます。
ここまでの話でしたら弊社としては、お金は多少かかっても、
屋根に穴を開けない工法の方が安全ですからこちらを推奨します。
しかし弊社が疑問を投げかけたいのは、
その工法が屋根の耐久性に合った提案かどうか?
です。
屋根の寿命を考えると、特に板金に関しては20年も経てば
屋根全面の葺き替えが必要になります。
ですから、
「穴を開けない工法は、30年以上経っても大丈夫な工法です(ただしメンテナンスは必要)。」
「30年以上使うと考えると安いものです。」
という説明は無意味です。
屋根に穴をあける工法でも、しっかりした施工とメンテナンスとを行っていれば20年はもちます。
それであれば、屋根の耐久性にあった提案(板金屋根の場合、屋根に穴を開ける工法)をするのが
当たり前なことではないかと思います。
お客様目線で考えもせず、高い商品を勧めるのは良くない事だと思います。
冒頭でも申し上げましたが、瓦屋根の場合、40年以上は葺き替え不要ですので、
多少高くても一番安全な支持瓦工法(瓦に穴を開けない工法)を推奨しています。
何事も適材適所が大切です。
お客様に一番のものを勧められるように日々勉強です。
屋根全般のご相談は森瓦店へ
http://morikawara-yane.com/
新しいエネルギー基本計画
新しいエネルギー基本計画が閣議決定されました 。
エネルギー基本計画とは、
エネルギー政策の基本的な方向性を示すために
エネルギー政策基本法に基づき政府が策定するものであり、
2014年4月11日に閣議決定されました。
今回の計画は第四次計画となるもので、
東日本大震災以降最初の計画です。
以下要約(個人見解もあるのでご了承下さい。)
我が国は震災前と比べ化石燃料の輸入が増加し、
日本の貿易収支は赤字幅を拡大してきている。
(2011年に31年ぶりに赤字転落、2013年には過去最大の11.5兆円の赤字)
その為、エネルギー安全保障を巡る環境は厳しさを増してきている。
又、世界の温室効果ガス排出量の増大が深刻化しており、
2035年までに20%増加するとみられている。
(日本でも2010年と2012年を比較すると83百万トンの大幅な増加)
家庭に関しては、電気料金の値上げ(6.2~9.8%)があり、
さらに再生可能エネルギーの負担金として、
電気を使用する全家庭に
月に現在は標準家庭で225円程度負担がかかっているが、
今後も負担金が増加していくと考えられる。
このような問題も含め
今後、中長期(20年程度)の計画方針を示す。
まず、
電力の消費量を下げる手法として着目しているのは
CPP(幅広い住民の参加を得た、時間帯ごとの電気料金に大きな差をつける)という事業
電気料金を3~10倍に引き上げる場合、
電気使用の20%を抑制する効果が確認されている。
需要側に働きかける手法は、大きな効果が得られる可能性がある。
化石燃料に頼らないという方向であれば、
化石燃料への依存が高いアジアを中心とした地域では、エネルギー安全保障の観点から、原子力の利用拡大を加速させている。
では日本としては、どのように舵とりをしていくのか。
うむ興味深いw
長いので次回にします。
なんてったって80ページ・・・・・
日本の方針を知って事業を考えて行くのもこれから大切ですね。
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