雨の多い日本だからこそ、屋根には勾配(角度)が必要。
- 投稿日:2022年 6月 9日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 最近は雨雲レーダーのおかげで雨の予報も分かりやすくなって外仕事な僕たち屋根やも段取りがしやすくなって助かってます。 でも、先日は雨雲レーダーを信じて屋根工事をしてたら雨降ってきて急いでブルーシートをかけて中断に。 ブルーシートで屋根が濡れずに済んでホッと一安心。 角度があればブルーシートでもきちんと排水してくれるんですね。
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屋根の角度のことを、屋根勾配(やねこうばい)といいます。 上図のような考え方で屋根勾配を呼ぶのですが、日本独自の尺貫法を基準にして○寸勾配と呼ばれます。 例えば、『左に10いって、3上がる』のであれば3寸勾配で、『左に10いって、10上がる』のであれば10寸勾配です。 10寸勾配(45度)の時だけ特別に矩勾配(かねこうばい)と言います。 屋根の角度が急であれば水の排水スピードは速くなるため、3寸勾配より矩勾配の方が雨に強い勾配となります。 雨のためには屋根勾配は急な勾配のほうが良いのですが・・・
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