なぜ地震で瓦が崩れるの?それは釘で固定されていないからです!
- 投稿日:2021年 7月31日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識
高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 東日本大震災からすでに10年が経過し、時の流れの早さにビックリです。 阪神淡路大震災からは26年の月日が経過しているんですね。 大きな地震が来ないことを切に願っています。 なぜ地震で瓦が崩れるの?
コメンテーターの方がいろんなことを言ってましたが、果たして屋根のプロの言葉だったでしょうか?
・瓦は地震に弱いから使わない方がいい。 ・瓦なんて使ってるから家が崩れるんだ。
この誤った認識は、情報不足から起こってしまっているのだと思います。 瓦が落ちるのには理由があり、建築基準法の改訂との関係もあるんです。
原因は『瓦の留めつけがされていないから』です。 古い瓦屋根は釘などで留めつけがされておらず、葺き土と呼ばれる土の上に瓦が乗っていただけなんです。 これは土葺き(どぶき)と呼ばれる施工方法です。 横から見ていただくとこんな風になっていました。 経年劣化で土も痩せてきてしまい、接着力は落ちてきます。 古い瓦屋根の上を歩くと瓦がズレてしまうこともあるくらい。 だから、地震などで大きな揺れがくると釘などで留まっていないのでズレたり、落ちたりします。 先人達の知恵と想い釘などで留まってなければ瓦が落ちちゃって危ないよねと思われるかも知れませんが、実はここに先人達の知恵と想いが込められていたんです。
建築基準法の改定
簡単に言うと、瓦が落ちては危ないので落とさないように施工することと。 具体的には瓦を留めつけるために、釘を打って施工をすることになったのです。
以前の住宅金融公庫の仕様基準では4枚に対して1本の釘打ちでしたが、現在は瓦一枚に対して釘を一本打つ『全数釘打ち』工法になっており、瓦が落ちることがありません。 防災瓦
さらに現在の瓦には釘での留めつけだけでなく、瓦自体にツメのような防災機能がついており、斜め上の瓦と噛み合わせる防災機能がついています。 釘+防災機能により2点で瓦を抑えつけており、捲れ上がったりズレたりすることもありません。 今の瓦は強固に留めつけられているため、瓦の交換が大変なくらいです。 もしお住まいの瓦屋根が土葺き工法の場合には、屋根修理などのタイミングでっ防災瓦を使った今の施工法でリフォームしてみるのもオススメです。
屋根のリフォームや点検をご希望される方は、下記よりお問い合わせください。 (お問い合わせ内容にご希望の日程の候補日をいくつかご記入いただきますとスムーズです) https://www.morikawara-yane.com/ffex/index.php?form=inquiry |
金属屋根と瓦屋根のメリット・デメリット教えます
- 投稿日:2021年 7月28日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。 今回は、お客様からの質問で多い、金属屋根と瓦屋根のメリット・デメリットについてお伝えしますね。 屋根材を検討する時に、事前にある程度情報を把握していた方がいいですもんね。
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瓦屋根は約1400年前から日本に伝わり、普及した屋根材です。 古い街並みに多く見られる和瓦や、平板瓦という洋風な住宅に合う瓦など種類がたくさんあります。 ●瓦屋根のメリット ・耐久性が高い 瓦は1100度以上の高温で焼いて作っているため、雨水などによる劣化が起きにくく耐久性が高い屋根材です。 1400年前の瓦が今も現役で屋根に使われている建物もあるくらいです。 ・断熱効果が高い 瓦は粘土でできており、素材自体の断熱効果も高いです。 なおかつ瓦と野地板の間に空気層があることで、さらに断熱効果がアップします。 ・トータルコストがお値打ち 定期的なメンテナンスは必要ですが、瓦の耐久性の高さが長期的に見た時の費用は抑えられます。 ●瓦屋根のデメリット 素材自体の厚みもあり、金属屋根に比べるとかなり重い屋根になります。 冬には屋根の上に雪も積もるため、柱や壁の補強も考慮する必要があります。 ・定期的なメンテナンスが必要 瓦自体の耐久性は高いのですが、漆喰(シックイ)や谷部分の板金などの耐久性に注意して定期的なメンテナンスが必要です。
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この夏試したい瓦焼きBBQ
- 投稿日:2021年 7月16日
- テーマ:屋根・瓦の豆知識

高山市・飛騨市にお住まいの皆さん、雨漏りに強い『屋根の森』です。
梅雨明けが待ち遠しいですが、真夏日もあったりで夏はもう目の前!
いろんなことを我慢している今日この頃ですが、この夏は少人数でのBBQをやりたいなと思っています。
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独特の波型形状とサイズがちょうどいいんです。
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